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「銅音」アカガネシリーズ

ホームオーディオとカーオーディオを比較した場合、カーオーディオでは電源部やスピーカーケーブルなど接続端子の使用個数が非常に 多く、端子の素材や表面めっきなどによる異なった金属層がインピーダンスの上昇を招き、端子固有の音色が乗ってきます。これを「異種金属歪」と言いオーディで大切にしたい「正確な音」に対して微妙な変化をもたらせます。

銅音(アカガネ)端子は、接続端子を多く使うカーオーディオに於いて、複数の端子を使っても端子固有の「歪」を少なくし正確で自然な音色を求めた端子シリーズです。

アカガネ

銅音

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■端子の素材について
スピーカーや電源ケーブルはほとんどの場合、芯線資材は銅です。
カーオーディオでは、これら銅素材のケーブルに、真鍮の接続端子が多く使われます。
真鍮は、黄銅ともいわれ銅と亜鉛の合金です。
銅の電気抵抗は、16.78 nΩmですが、真鍮は60 nΩmあります。

これらケーブルと端子の抵抗値が変わることで音色が大きく変化する場合が有ります。

■端子のめっきについて
真鍮端子にめっきが施された場合、通常は真鍮の上にニッケルめっき0.5μm程度の下地処理後0.02μ程度の金めっきが施されています。
これにより、ケーブルの銅線から信号の流れとして
銅線→金めっき「22.14 nΩm」→ニッケルめっき「96.9 nΩm」→真鍮基材「60 nΩm」となり、抵抗値の違う金属を何層も通る事により音色が変化していきます。
そこで、「銅音」(アカガネ)では端子の素材に無酸素銅を使いフラッシュと呼ばれる薄膜の特殊処理後に0.1μmに及ぶ厚肉メキを施しています。

通常の金めっき端子は、真鍮に0.5μm程度のニッケルめっきを下地処理として0.02μm程度の 金めっきが施されるのが通常ですので、アカガネの金めっきは通常の10倍以上の肉厚と言えます。

■金めっきの製法について
電解めっきには大きく分けて、バレル処理(ガラめっき)とラック処理(吊るし)に分けられます。
通常、端子のように小さな形状で大量に金めっきをする場合は、バレル処理で樹脂製の樽(バレル)の中に製品を入れて、めっき液に浸漬し、樽を回転させながら膜厚でめっきする方法を選択します。
手間が少なくて済むので価格も安く製品に傷も入りやすのも特徴です。
アカガネは、ラック処理で個々の端子に電極を付け電解液の中で端子に電流を流しながらめっきを施します。これにより1つ1つのばらつきを抑えた個体差の少ない端子で、厚盛りの0.1μmの金めっきが出来る訳です。

金の純度は、高く24K(98.0%以上)と言えます。

■無酸素銅について
無酸素銅は、酸素をほとんど含まない純銅で、酸素量が0.001%〜0.005%とごく微量に抑えられています。純銅の中でも最も純度が高くオーディオ用に最適な素材と言えます。
しかし無酸素銅は、酸化が早く酸化被膜がつくと抵抗値が上昇していきます。
そのため、酸化対策のめっきが必要不可欠となる訳です。
無酸素銅は、材質の均一性に優れバラツキが少ない 特徴をもち、伝導率もタフピッチに比べて高く高音質と言えます。
導電率(%IACS)無産度銅・・・102 タフピッチ銅・・・101

■めっきの種類について
◇ニッケル ◇スズ ◇金 ◇銀 ◇ロジューム などが、オーディオの世界では使われます。

○一般的な装飾用の金メッキは、0.003〜0.01ミクロンです。
銅音では、それらの10倍を超える0.1ミクロン以上の金めっきを施しています。
○装飾用の金メッキは、非常に美しい光沢が有りますが銅音は、少し沈んだ深い金色です。
○銅音は、製法に於いてラック掛けメッキ(吊るしメッキ)を採用しています。
通常の「ガラメッキ」に比べて、1つ1つの端子に電極を付けバラツキの少ない安定した国産メッキを施しています。(普通は、傷を付けないようにするための手間のかかる作業です。)
○ガラメッキは、樽に入れてガラガラ回すので傷が多く付く。
○昨今の原価では、ロジューム1gと金1gでもさほど変わらない。
○銅音は、金の純度が高く24金めっきと言えます。
○酸化(錆び)により電気伝導性は変化する。
○各金属の電気抵抗
銅は、1.55Ω
金は、2.05Ω
亜鉛は、5.5Ω
ニッケルは、6.2Ω
真鍮は、6.3Ω
スズは、11.5Ω
ロジュームは、18.7Ω

スズめっき
特徴としては、ピンホールが少なく、緻密で均一な皮膜が得られ、はんだ濡れ性、耐腐食性、電気伝導性に優れた皮膜が得られます。
しかし電気抵抗は高い。

金めっき
化学的に安定していて耐食性に優れます。
電気と熱の伝導性、はんだ付け性に優れています。
経年変化による接触抵抗値の変化が少ないのも特徴。

音響的には、電気抵抗が低く銅との相性が非常に良い。
表面が柔らかく、接合する面積が多く情報量を伝えやすい。

銀めっき
電気抵抗は低いが酸化が早いので使いにくい。

酸化には、水分と熱が大敵です。
湿気の多い所では、酸化が早いのでカーオーディオでは注意が必要です。

■ロジュームめっきが高級オーディオで多く使われますが、なぜでしょう?
以前は、ロジュームは非常に貴重でした。昨今のように金と変わらな価格ではなく高価でした。
ロジュームは、表面が非常に硬く対摩耗性に優れているためプラグなどの抜き差しで品質が変化する事が少ないのも特徴です。
しかし、電気抵抗は、金に比べて落ちますし、下地処理が金よりも多くなる場合が大半です。
カーオーディオの端子のように多くの接点に使う場合は、個性が強くなりすぎると考えます。

 

■ギボシレス銅音ジョイント
ギボシの素材は、黄銅(真鍮)です。
無垢の状態のものと錫めっきを施した物があります。

これを、無酸素銅の金メッキ端子に変えると音色は大幅な改善が期待できます。

 

これらの試行錯誤と音色確認の末、銅音(アカガネ)シリーズが誕生しました。
カーオーディオの新しい常識として、アカガネ端子が使われだすことを願い発売いたします。

   

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