チューニング用
DCT-CRYOヒューズ


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*****デュアルクライオトリートメント(DCT)*****
AETが長年の研究により開発した技術で、サブゼロ処理とクライオジェニック処理を重ねて行う、熟成された 低温処理といえます。
サブゼロ処理で分子レベルの物性を整え、更にクライオジェニック処理を施す事で原子レベルまで完璧に物性を整える事を可能としました。
その作業は、部材の熱を取り除く除熱工程(不活性ガス中で施工)から始まり、極低温の不活性液体の中に埋没させる液侵工程(-196℃/77Kレベル)極低温状態から常温(20℃)まで生還させる除冷工程(私達の工法では、不活性ガス中で最低24hを掛けて段階的に常温へと生還させ、極低温でのクライオ処理を行っています)にいたる述べ時間は、最低72時間を要します。二重に処理を施すため、コストは当然の事ながら非常に高い技術が要求されます。これら処理に関しては、国内屈指の熱処理会社(ISO9001、14001共に取得)や、極低温液の供給会社と技術提携をし、施工しております。
DCT処理が他低温処理より優れる点は、ナノレベルで部材を完璧なストレスフリー状態へと再配列できる事です。
AETは様々な研究から、適切な部材に低温処理を施すと、高いレベルの効果を発揮する事を確認しています。
しかし、部材その物の特性が出てくるので、適切な部材を選択しなければ逆に特性が低下してしまう恐れがあるので、慎重な検討が必要です。例えば、鉄は軟鉄の状態では強磁性体なので磁石に使われますが、低温処理を行うと硬鋼へと変体が進むので、磁性が弱くなってしまいます。それに対し、銅線に施す場合は非常に高い効果を発揮する事があります。銅線は引き抜き工程時に、ストレスにより加工硬化をおこし、硬銅状態へと組織が移行します。
その状態では導電性が低下するので、焼きなまし(アニール処理)を行い、特性を向上させます。これら熱処理は結晶レベルでの物性改善効果しかありません。しかし、DCT処理は物質の根源要素であるナノレベルでの物性改善が可能なので、強度を落す事無く導電性改善が可能な現代科学最高の熱処理技術だと考えます。