2007"OSCAR WORLD
トライ内臓アンプストーリー・富士前最終編
2007年4月6日イベントまで後2日移動を考えると最終調整日である。中低音のブーミーさが気になる。ボーカルも落ち着きが無い。考えられる要素は、@電源の強化。Aドア内部の干渉。Bナビヘッドの限界?C内張りの開口面積の問題。等々であるが、まず電源の見直しでミュージック/アース実験をしてみる。
知っている方は知っている、Qrino「ミュージックアース」実験君である。大型クランプでテフロン皮膜の4ゲージをグランド強化で実験をする。この効果は大変分かりやすく音質で変化を確認できる。
当初、バッテリーから純正アースの強化1本で終わらすつもりであったが、実験をするとやっぱり「ミュージックアース」EA-1になってしまう。明らかにこのパターンが良い。中低音の情報量、しまり具合やはり配線するしかない!
音質的には明らかに好転している。パワー感が出てきて、芯を感じる力強さがある。しかしーその反面中低音の不安定さは増える感じだ。間違いなくドア内の干渉と思える。そこで内張りをはずした状態で聞いてみる。この時鉄板上部と窓の間に空間があり、バスレフのポートのような音が出るので、タオルでシーリングして聴く。
ボーカルのクリアー感は明らかに良くなる、しかし中低音の濁りは存在している。よし!よし!犯人は見えた!
ミュージックアースは、Qrinoブランドです。品番を「AE-1」です。とるポイントは、3箇所です。純正バッテリーからボディー。同じくバッテリーからエンジンブロック。最後にマフラーエンドからフレームシャーシです。
数あるオスカーチューニングパーツより今回のチョイスは、「カールロック」です。120×480×35mmが2枚でと言う拡散在です。(写真左手前)サランロックは、ドア内で使える吸音材です。
今回の現象は、通常の車と違いスピーカーがドアの中央近くにあるために、スピーカーの背圧の干渉で、エネルギーが反射と直接で打ち消しあいを起こしていると推測しました。つまり「カールロック」で拡散させてやればエネルギーは、分散しドアの4隅に散ると仮定。問題は使用する量と場所です。
何回かのトライを試みた結果、今回少量をマグネット裏に使用します。
あくまで結果なので、車によりシステムにより量やポイントは変わりますので注意してください。
夜も更けてきた、試聴も十分な集中力もなくしつつもあるが、かなりの上出来である。これなら皆さんを唸らせられると確信をするバランスです。自称「アコーステック・エレメント防振」の威力を体験下さい。内臓アンプにドラムやティンパニーの弾ける弾む低音に倍音豊かなハーモニーがツイーターに乗ります。結構いけてますよ!
とり急ぎでしたが、何とかここまで仕上げることが出来ました。
私の努力の賜物を会場(富士スピードウエイ)で聞いてみてください。きっとあなたのオーディオ人生の何かに変化がもたらされるかも知れませんよ。
それでは、会場でお会いしましょう!