Qrinoブランドその開発概念

SPEAKER Series
振動板素材を統一することの意味

カーオーディオ用スピーカー製品と、ホーム用スピーカー製品の最も違うところは、ホームスピーカーが完成品なのに対し、カー用はユニット販売であることです。カー用スピーカーでは、ツイーターやウーファーの設置されるポジションは車により異なり、ウーファーの取り付け状態によっても再生できる性能にばらつきが生じます。この環境で音決めをすることは、大変困難と言えます。つまり程々のまとまりで良しとするか、徹底的に追い込むのかで、再生音は大きく変わっていきます。
車載用セパレートスピーカーシステムの音源を一点に集約したい。そんな想いからQrinoのスピーカー開発はスタートしました。音源を1点化する為には、同軸スピーカーや仮想同軸などのユニットポジションが有効ですが、車の中では非常に困難で取り付けの制限を考えるとポジションで発想する限界がきます。2ウエーシステムでどうすれば、点音源に近づくのでしょうか?ツイーターの距離や位相特性に車内の定在波や干渉も考えると、これらの環境の中で、ツイーターにどれだけウーファーの倍音成分が乗るかにかかっているのではないかと結論づけ、ツイーターに倍音成分が乗りやすい同一素材でシステムを組み、ユニット間の音色を統合するということを目標に素材の選定に入ります。高音に有利な素材か中低音に有効な素材を選ぶかで道は分かれますが、Qrinoはワイドレンジにこだわります。振動板素材のヤング率とその素材密度の比、すなわち比弾性率の大きな素材で高域共振周波数が高いものを理想の素材と考え開発に取り組み、遂にベリリウムとアルミアルマイトの2ラインナップを完成させることができました。


Qrino SPEAKER SYSTEMS

Beryllium Series

Alumi Alumite Series









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